名越高家の子・高範

以前「古典太平記巻第九 山崎攻めの事付けたり久我縄手合戦の事」で、元弘3年(1333年)、船上山の後醍醐天皇方攻撃のため、鎌倉から足利高氏とともに派遣された名越高家のことを書いた。上記記事ではけっこう時間をかけて、流布本と天正本との高家の描写の相違を比べたりしたせいか、高家にいささか愛着のようなものがあ…