人を"紡ぐ"医療ミステリ/知念実希人「ひとつむぎの手」感想

知念さんの作品を読むのは「崩れる脳を抱きしめて」に続いて2冊目です。作者ご自身も内科医とのことで、舞台はお得意の医療現場。こういった専門的な分野を扱う小説はたいてい、難しくて流し読みになっちゃうんだけど、知念さんの文章はカジュアルにさらっと読めるのがありがたかったです。 本屋大賞2019ノミネート作品。 …