cyclo. id

カールステン・ニコライと池田亮司の相違点を簡潔に述べると、前者は0から1へ、後者は1から0へ進行している音響であると言える。それは個から全を知る、全から個を得ると言い換えることも出来る。この作品は両者が0と1を行き来する中間地点で融合し驚異的な平衡(音)感覚でもって導き出した音響図像学である。