トム・フォード最新作「ノクターナル・アニマルズ」 解釈を観客に委ねるということ
今秋、日本では良作スリラー映画が相次いで公開された。ライフル業界とロビイストの対立を描く「女神の見えざる手」をはじめとして、エセ宗教を通じて善悪、真偽の臨界点を見せつけた「我は神なり」、「ソウ」シリーズ7年ぶりの新作「ソウ:レガシー」、さらにはいずれも米国で記録的なヒットとなっ…