21世紀とそれ以前の狭間

歴史観が変われば日本の戦前に対する反省も変わる。 スイスの文化史学者ブルクハルト(Carl Jacob Christoph Burckhardt,1818年~1897年)は、ルネサンス期イタリアを分析して「権力は、何者がそれを行使するにしても、それ自体においては悪である」という結論に到達した。ここで断罪されているのは概ね「(領主が領土と領…