【雑想】1970年代後半における「旧左翼と新左翼の野合」は如何なる形で成立したか?

外山恒一はもともと、左翼だったのだが、左翼の運動がPC的になっていったことに反発している。PCとは「ポリティカル・コレクトネス」ということだが、「反差別」、「言葉狩り」のことである。この「反差別」運動は、一九七〇年頃に、津村喬による『われらの内なる差別』(三一新書)という本が出たことも大きな契機になっ…