【言語ゲームの地平線としての絶対他者】「ロマン主義と狂気の狭間」にあるのは「大人に成長する事への拒絶感」?

北村透谷「各人心宮内の秘宮(1892年)」 欧洲の理想界に形而上派の興てより、漸くにして古代の崇高なるプラトニックの理想的精神を復活せしめ、爾来(じらい)欧洲の宗教界、詩文界に生気の活動し来りたるを見る。律法儀式にのみ拘泥したる羅馬(ローマ)教の胎内よりプロテスタニズム生れ出で、プロテスタニズムよりピユ…