古本夜話46 折口信夫「口ぶえ」

前回に引き続き、宮武外骨と男色文献の関連を書いてみる。大正二年に外骨は小林一三の社屋提供と資金援助を受け、日刊新聞『不二』を創刊する。その一面論評主任が天王寺中学の元教師の大林華峰であったことから、彼の友人で今宮中学校の教師を務める折口信夫が文芸欄に短歌や文芸時評や評論を寄せ、大正三年三月から四月…