古本夜話130 座談会『世界史的立場と日本』、米倉二郎『東亜地政学序説』と高嶋辰彦

前回言及した「出版新体制」や大東亜戦争の始まりとパラレルに、やはり西田幾多郎の弟子にあたり、当時の京都学派を代表する高坂正顕、西谷啓治、高山岩男、鈴木成高が『世界史的立場と日本』(中央公論社)を昭和十八年に刊行する。これは『中央公論』に昭和十七年から十八年にかけて、三回にわたって掲載された座談会「…