古本夜話131 生活社、鐡村大二、小島輝正

考えてみれば、すでに四十年以上前から気になっている出版社があって、出版業界のことを調べるようになってからも、かなり注意しているのだが、詳細を把握できない版元が存在する。それは前回取り上げた米倉二郎『東亜地政学序説』の生活社である。これは確か澁澤龍彦がどこかで類書がないと書いていたこともあってだと思…