古本夜話571 衛藤利夫『韃靼』と翻訳書

これも三回続けてイブラヒムがタタール人=韃靼人であること、大日本文明協会のこと、嶋野三郎が満鉄の東亜経済調査局で『露和辞典』を編んだことを取り上げてきたが、これらに関連する人物と著書があるので、それにもふれておきたい。それは衛藤利夫の『韃靼』で、昭和三十一年に編集発行者を衛藤利夫記念事業会とし、発…