古本夜話743 森本六爾と雄山閣「考古学講座」

藤森栄一の『二粒の籾』に添えられた「森本六爾年譜」で、森本の処女作『金鐙山古墳の研究』が大正十五年に雄山閣から出されたことを知った。もちろん未見だが、その時彼は二十三歳だった。(『二粒の籾』) 雄山閣に関しては本連載519などでも取り上げてきたけれど、あらためて確認してみると、『雄山閣と共に』(昭和…