また、本の話をしてる
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【書評】松家仁之「光の犬」-一族三代の「営み」を見つめ、「生」を語り「死」も語る傑作小説!
光の犬 posted with ヨメレバ 松家 仁之 新潮社 2017-10-31 Amazon 楽天ブックス 物語は「添島始は消失点を背負っていた」という印象的な一行から始まる。これは北海道東部の架空の町・枝留(えだる)で暮らす添島家の一族三代の物語だ。一番若い世代が始と姉の歩。彼らの父母、眞二郎と登代子。眞二郎の姉の一枝、妹の恵…