『あまりにも騒がしい孤独』ボフミル・ フラバル|笑う不条理

人間、追いつめられてぎりぎりになった状態でも、最後まで執着するものがあるという。食事の話題、美しさ、そしてユーモアだ。 ナチスの絶滅収容所から生き延びた心理学者、V.E.フランクルの著書『夜と霧』で、こんなことが書いてあったことを思い出す。どんづまりだからこそ笑いが必要で、悲劇だからこそ喜劇になる。東欧…