【20万HIT&200記事到達記念企画】僕は魚が、大好きなんだ。 ―第一部・ぼくとさかな―

『魚』。 いつから僕は、なぜそれの虜になったか。正確なところは思い出せないし、わからない。 ただ一つ思い出せるのは、物心ついた頃には既に、目を輝かせながら『魚図鑑』を読んでいたということだ。 確か小学館の出していた古いそれで、全てが美麗なイラストで書かれていた。祖父が買い与えてくれた・・んだったか、記憶…