めずらしい色の温泉を見つけた話

温泉がすきだ。 子どものころ、旅行が大好きだった父に連れられてあちこちに出かけた。 出かける先はだいたい温泉と決まっていたのだ。 家では決して味わうことのできない広い湯船。 ただよう硫黄やらなにやらの、温泉独特の香り。 入ったときの、とろっとした肌触り。 そして、さまざまに彩られたお湯の色。 とにかくもう…