劇評「コリオレイナス」(04年に書いたもの) - 中村隆一郎の演劇時評

久しぶりに福田恆存訳でシェイクスピアを見た。福田訳は、古来日本人の身体になじんだリズムを持っていて僕らの耳には心地よく響く。様々の発言を保守反動と ののしられたが、「現代かなづかい」と「当用漢字」の国語改革に抵抗、孤軍奮闘していた。英文学者ながら日本語の伝統をよく知っていたからに他ならない。 (福田…