澤西祐典「文字の消息」(書肆侃侃房)-静かに降り積もる『文字』に埋め尽くされた街。ゆっくりと砂糖になっていく身体。朽ち果てた災いをもたらす船。想像力によって描かれる幻想世界は、どこか現実的でもある。

文字の消息 posted with ヨメレバ 澤西 祐典 書肆侃侃房 2018-06-18 Amazonで購入 hontoで購入 e-honで購入 図書館で探す 『文字』の力がこれほどに静かに心を締め付けてくるとは思いもしなかった。 澤西祐典「文字の消息」は、表題作の他、「砂糖で満ちてゆく」と「災厄の船」を含む短編集だ。著者にとっては、本書が3冊…