映画「エル/ELLE」監督:ポール・バーホーベン 大女優イザベル・ユペールの快演を堪能する、うつの時代の、異常な寛容と快楽主義の不協和音が快感に変わる様を味わえる変態ドラマ

ハリウッド映画ばかりだと、一か八かで失敗作(マミーだの、ワンダー何とかだの)に当たる可能性が最近高い。 そんな中、ヨーロッパ映画で、「ピアニスト」のイザベル・ユペールだし、現代劇だし秋が始まる9月1日の映画の日にはぴったりだ。 もともとポール・バーホーベン作品は好きではない。「スペッターズ」「ルトガ…