轟音に耳を澄ます
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ベルクのヴァイオリン協奏曲の出だしについて改めて持った感想について書くための道程②
幾つかある教会旋法の中から、ドを主音とする音階=イオニア旋法が「長音階」として残ったには理由がある。 要するに「和声音楽」の時代に入って、T、D、Sのカデンツによって曲を構成し展開させるのに、最も都合がよかったからだ。 サブドミナント=ファが存在すること。 導音であるシが存在すること。 私はここで史実に沿…