しぎ・チドリ氏のブログ『砂漠の音楽:エジスト・マッキ』

遠くの音源から、長い距離を渡って届いてくる物音は、必ず美しい。 私も子どもの頃のある時期、夕方の定刻にチャイムの音色で「家路」が流れ出す土地に住んでた。 引っ越して来て耳にし始めのしばらくの間、これが「家路」だと気付かなかった。冒頭のトニックの楽節が聴き取れず、途中のサブドミナントに進んだ箇所、メロ…