藤井聡太 五段 vs. 広瀬章人 八段 第11回朝日杯将棋オープン戦決勝 観戦記②

藤井五段が模様をよくしている局面だが、決定的な差がついているとまでは言えないのかもしれない。 ゆっくりしていれば先手の攻め駒が一掃される恐れもある。 模様はよくても、攻める責任が先手にはある。 第10図 (第10図以下の指手) △4一飛▲8六銀△5五歩打▲7七桂(第11図) 先手の回答は、▲7七桂であった。 …