敗北の戦局(2)春を分ける日

「あなたへ」 「月輪」byS sintamsc.hatenablog.com 戦局は相変わらずの状況だった。 真っ当な人間は、下を向かされ、 一方的な攻撃を受けていた。 貶める事が得意な人間の声は、 高らかに春を迎える空に響いていた。 俺はそんな状況を黙って見てた訳じゃない。 抑えられた要所を奪還する作戦を立てていた。 自分の怒り…