人類が求める幸福を得るために

イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサムは18世紀末に、 至高の善は「最大多数の最大幸福」であると断言し、 国家と市場と科学界の唯一の価値ある目標は、 全世界の幸福を増進することであると結論づけました。 そのようなベンサムのビジョンを支持する人は多かったのですが、 国家は国民の幸福ではなく、領土の大きさや人口…