90人と10人のトリック ~「それで何人死んだんだ」という政治家を選んではならない理由

久間章生・元防衛相はかつて、有事法制に関して「国家の安全のために個人の命を差し出せなどとは言わないが、90人の国民を救うために10人の犠牲はやむをえないとの判断はありうる」(03年6月30日付朝日新聞朝刊)と発言した。 いったいこれ、どういう意味なんでしょうか。国の安全のために個人の命をさしだすことをほのめ…