277.巻三・379・380:大伴坂上郎女、神を祭る歌一首あわせて短歌

大伴坂上郎女:大伴安麻呂の娘。旅人の異母妹。母は、石川郎女。はじめ穂積皇子の寵得、皇子没後は藤原麻呂(不比等の子)に愛されたが、のち異母兄大伴宿奈麻呂の妻となり、坂上大嬢(家持の妻)と二嬢(おといらつめ)を生んだ。坂上の地に住み、旅人の没後は大伴一族の家刀自(とじ)(主婦)的存在となり、才気に溢れ…