『ミッドナイト・バス』伊吹有喜

この人の作品を30歳前後で読み始めて本当によかった。 『ミッドナイト・バス』伊吹有喜 東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった――。 父親と同じく、東京での仕事を辞めて実家に戻ってきた長男の怜司。実現しそうな夢…