対話①  第三話  <創作> 銀色の風は炎の中で吹く

ソルフゲイルの辺境の街セクトシュルツは、商人が集まる街として知られている。 周辺の国々の中でも辺境の割にはかなり大きな街で、その総人口は30万人以上とも言われていた。 かつてはソルフゲイルの王族の居城が置かれていた事もあり、街の作りは外敵の侵攻を阻む城塞都市と言った作りをしている。 その所為か、数々の…