【短編小説】前編

その年は酷い干ばつで、作物が枯れ、多くの人々が飢えた 種を蒔いても育たない作物が増え、次第に人々が飢えて倒れて行った。 雨乞いをしても何も起こらず、水源を探しに旅立った者は二度と帰らなかった。 井戸を掘って水を汲みだそうにも、井戸の水源の山でも木々が枯れ、緑の葉が一枚も無い状態になっていた。 そうして…