拝啓、二次元の君たちへ

今週のお題「得意料理」 はじめて人のために料理を作りたいと思ったのは、9歳のころだった。料理自体はそこそこできた。両親は共働きだったし、わたしはたくさんの習い事で夜遅く、一人で食事をとることも多かった。弟は祖母に育てられていたし、自分ひとり分の食事くらい、自分で賄えなければならないと思っていた。わた…