『戦艦大和ノ最期』吉田満

戦記文学で有名なもの。全部カタカナで、覚書を思わせる形式を使用している。始めは読みにくいがすぐに慣れた。 「コレガ俺ノ足ノ踏ム最後ノ祖国ノ土カ、フト思フ」。 大和は呉を出て周防灘を過ぎ沖縄の本島周辺米軍上陸地帯へ向かった。 通信士中谷少尉はアメリカ出身の二世でなにかと差別をうけることが多かった。大和の…