発生学5 頭・頸部

頭・頸部 頭・頸部の発生では鰓弓/咽頭弓が重要な役割を果たす。神経堤由来の鰓弓は第1〜第6までの6対存在し、それぞれ独自の筋・神経・動脈をもち頭・頸部のさまざまな部位の形成に寄与する。また、各鰓弓の境目となる鰓弓の外側の溝を鰓溝/咽頭溝といい、内側のくぼみを咽頭嚢という。咽頭嚢は前腸の先端部分がふくらみ…