曰く「私はいわゆる狸であるが、一介の狸であることを潔しとせず、天狗に遠く憧れ、人間を真似るのも大好きである。」

「有頂天家族 二代目の帰朝」読了 もう五年前くらいに読んだ「有頂天家族」の続編となる「有頂天家族 二代目の帰朝」を読み終えた。 つい先月、この物語の舞台であるところの、矢三郎が走り、赤玉先生と二代目や弁天が天狗的抗争を繰り広げ、その他大勢の狸たちがうごうごと動きまわってたあたりをウロウロとしていたから…