無が一番いいのだー「人生に生きる価値はない/中島義道」

筆者のエッセイ集。軽妙な口調で、問題の深淵をバサバサと切り落とす印象。 中島氏の文章を読むと、ああ、自分もこのように濃淡はっきり生きられたら、どんなに良いかと感じることがある。実際は辛い事の方が多いのであろうが。 さて、そんな「人生に生きる価値はない」という本だが、私が特に惹かれた文章は以下のもので…