犬の蓋だらけの公園事件 ②

www.amenochi-hare.com 玄関から声が聞こえる。 「ほら、ちーはいいの?ちーしてきなさい。ババは夜は開けてやれないよ。ほうら。ちーしてきなさい、ちーはいいの?」 そんなやり取りだ。同時に、年をとったマルチーズが尻を押されてぴょこんと出てきた。 「あのう…すみません。」 私は思い切って声を掛けた。 「はい、は…