最後の一文にまで細やかな配慮【感想】エラリー・クイーン『Xの悲劇』

発表年:1932年 作者:エラリー・クイーン(バーナビー・ロス) シリーズ:ドルリー・レーン 今ではバーナビー・ロス=エラリー・クイーンであることは誰でも知っていますが、当時は別々の作家であることに疑いを持つ人は少なかったらしいですね。 気づきそうなもんだけどなぁ…というのは既に知っている人間からすれば少し卑…