内村鑑三の回心 「理論」ではなく「心情」 若松英輔氏(2)

内村鑑三は不敬事件の後、1891年に妻を亡くし、『基督信徒のなぐさめ』を出版した。内村はこの時期、祈ることをやめ、神を呪詛(じゅそ)すらしたと書いている。