拝啓、空の彼方のあなたへ
id:emiblog8
コトバ -認める-
私は時々 この人生の中で 最も辛かった記憶へと引き戻される 彼の心拍数が下がっていることを知らせる音 目の前で蘇生される彼の姿 泣きながら彼の名前を叫ぶ自分の声 部屋から出され 間も無くに聞こえた電気ショックを施す音 まだ一緒にいたいよ 壁のこちら側で祈る時間は 永遠にも感じられるほどに長かった 彼の心拍数が…