海濤
岩手県雫石地方に伝わる民話『魚の女房』に素材を取り、新たに書き直したものである。 漁師が魚の命を救ったが、その数日後に、女が漁師の家に現れる。 女は漁師の妻になったが、その妻は夫に対し「けしてわたしが料理をするところを見てはいけません」と禁じた。