怖谷奇譚(奇譚1)

時代は明治の半ば頃。 「妖怪博士」の異名を持つ井ノ川円了の許に、森下林太郎青年が訪ねて来た。森下は円了に「友人が行方不明になったので、一緒にその地まで探しに行って欲しい」と頼む。その地とは、最果ての地であり、数々の黄金伝説のある怖谷だった。 二人は冒険を求め、怖谷に旅立つ。