二兎を追う授業改革は可能か - 日本経済新聞

学習の量は維持しつつ、授業の質を高める――。文部科学省がきのう公表した小中学校の新しい学習指導要領案は、まさに「二兎(にと)を追う」内容である。中央教育審議会でのこれまでの議論に沿った改訂案だが、学校現場がこれを十分に消化できるのか、疑問が拭えない。改訂案は、従来のように教員が「何を教えるか」だけで…