身近なところから憲法を考えよう - 日本経済新聞

ひとになぞらえれば、いよいよ古希である。いまの憲法が施行されて70年を迎えた。あちこちガタが来てもおかしくない。だから、大事にいたわるのか、それとも手術に踏み切るのか。思案のしどころだが、その前によく考えておきたいことがある。憲法は何のためにあるのだろうか。いにしえの中国の説話のひとつに「鼓腹撃壌」…