企業年金債務8年ぶり減 16年度1%、運用環境改善 - 日本経済新聞
上場企業の年金債務の増加に歯止めがかかってきた。2016年度末の年金債務の総額は15年度末比1%減の92兆6235億円となり、8年ぶりに減少に転じた。長期金利の下げ止まりや定年延長など制度の変更が寄与した。年金債務の増加は年金資産の積み立て不足につながり、その費用処理が企業収益を押し下げてきた。その増加基調が止ま…