木村草太の憲法の新手(88)判事の懲戒申し立て 根拠薄弱、表現の自由侵害 | 木村草太の憲法の新手 | 沖縄タイムス+プラス

 7月24日、東京高裁の林道晴長官が、岡口基一判事の懲戒を申し立てた。この申し立ては、根拠が薄弱な上に、裁判所内でのハラスメントが疑われる。「一判事の懲戒」というにとどまらず、表現の自由など、憲法価値の観点からも検討すべき問題だ。 申し立ての理由は次のようなものだ。