#東方 #博麗霊夢 この世界にてきみを待つ - 完熟オレンジの小説 - pixiv

(始) 目指した背中は小さかった。 背中に寄り掛かる彼女に誰よりも近い場所にいた。 それなのに、何より大きく、遠く感じた。 誰よりも、何処よりも、夜空に瞬く星のように遠くて。 追い掛けた。追い掛けて、息切れた。彼女は走り出さない。待ってくれている訳でもない。 なのに遠い。遠すぎて...