#4 四つの書名、或いは透明なプロローグ | 七尾百合子のミステリな日常 - patoの小説シリーズ - pixiv

1 東京神田は神保町。残暑も厳しい八月の終わり。 私は三省堂書店で新刊をいくつか買った後、東京堂書店のフェアをチェックし(今はアートブックフェアをしていた)、さらに古書店を覗きながら足取り軽く歩いていた――はずだった。 今日はせっかくのオフの日だからもう少し街を散策しようと思って...