匈奴の冒頓単于に始まる「人さらい」=異民族が「漢人」を欲しがる理由=

西晋末期から五胡十六国時代にかけて、異民族にとって、 人間は家畜や穀物とほぼ同列の資源、物資として扱われていることを歴史上から私は説明している。 異民族が漢文明に染まりながらも、異民族の風習が中国を席巻するのが、この時代である。 石勒はとにかく人をさらって、本拠の襄国に連れ去ってきた。それは異民族の風…