謝安批判論。政権掌握も淝水も一時の幸運に過ぎない。 東晋末期①

謝安は反桓温派の貴族名族を代表する人物である。 だから、 のちに王導の瑯琊王氏とともに、 貴族トップとなる。 王導と同じく貴族名族へ利益誘導したからである。 謝安は桓温の死後政権を掌握したが、 それはほんの一時期に過ぎない。 ●東晋の内部闘争グセ。 ●桓温の死、淝水の戦いという二つの事変が歴史を変える。 ●南…