ポンド氏の逆説 - G・K・チェスタトン/南條竹則 訳|東京創元社

ポンド氏の逆説 温厚で小柄な紳士ポンド氏には、筋のとおった談話の最中に突飛な発言をまじえる癖があった。兵士たちが命令に忠実だったゆえに、元帥のもくろみは失敗した。2人の男はあまりにも完全な意見の一致に達したため、片方がもう片方を殺害した──逆説の法則にさえ逆説的に挑戦するポンド氏が語る、論理的かつ意