ささやかで大きな嘘〈上〉 - リアーン・モリアーティ/和爾桃子 訳|東京創元社

ささやかで大きな嘘〈上〉 最初は子供同士のトラブルだった。海辺の公立幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵り言葉と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡した。事故か殺人か? ……事の起こりは六カ月前、シングルマザーのジェーンの息子にいじめの嫌疑がかかった。